無償アップグレードのWindows 10をクリーンインストールする最強の方法

公開日： 2015/09/05 : 最終更新日：2015/09/19 Windows, ガジェット, 便利ネタ Tips, Windows10, セキュリティ

Windows 7、8、8.1のパソコンは、今は無料で Windows 10 にアップグレードが可能です。クリーンインストールをしたい場合、通常は最初にアップグレードを行った後にクリーンインストール可能になるのですが、この方法を使うと一気にクリーンインストール出来ます。

Windows7、8、8.1からWindows10へのクリーンインストールは容量も動作も軽くなるので無料のうちに入れておきたい。無償アップグレード期間は、Windows 10 の発売から、１年間ということなので、2015年7月28日までと考えておきましょう。無償アップグレード期間終了日の発表は、今のところありません。

ちなにみにアップグレードではなくバーチャルマシンに新規インストールする場合は「Microsoft Windows 10 Home （32bit/64bit 日本語版 USBフラッシュドライブ）」または「Windows 10 Professional 版」を入手しましょう。

Windows10 へのアップグレード作業を飛ばして、いきなりクリーンインストールする簡単・最速・最強の方法

Windows10 クリーンインストールの準備

必要なものは、Windows 10 の ISO イメージファイル、または DVD やブータブルのインストール USB です。
　Windows 10 の ISO イメージファイルの入手方法は下記の記事です。
　・【Cドライブ激減】 Windows10 はクリーンインストールして使うべき

※ エクスプローラーの「フォルダーオプション」でファイルの拡張子を表示させる。
※ 画面は、Windows 7 での説明です。
Alt キーを押してメニューバーを表示させた状態で「ツール」から「フォルダーオプション」をクリック

※ 「表示」タブに移動し「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して「OK」

※ エクスプローラーの「表示」タブの「ファイル拡張子の表示」と「隠しファイルの表示」にチェックを入れる。
※ 画面は、Windows 8.1 での説明です。

「gatherosstate.exe」ファイルの取り出しと実行

1. Windows10 DVD または、ISO ファイルの中を見ます。ここでは、エクスプローラーの DVD がセットされたドライブの上で右クリック「開く」をクリックします。

2. 「sources」フォルダーの中を見ます。

3. 「source」フォルダーの中に「gatherosstate.exe」があるので、デスクトップにコピーします。

4. デスクトップにコピーした「gatherosstate.exe」をダブルクリックして実行します。
しばらく待つと、デスクトップに「GenuineTicket.xml」というファイルが出来ます。

※ 「GenuineTicket.xml」は、クリーンインストール後に使用します。
「gatherosstate.exe」によって作られた「GenuineTicket.xml」を USB メモリーや外付け HDD、または、Cドライブ以外のパーティションがあればそちらにコピーします。

Windows 10 のクリーンインストール

1. Windows 10 の DVD やブータブルのインストール USB から起動してクリーンインストールを行います。

プロダクトキーの入力画面では、「スキップ」を押してください。

ライセンス条項の画面では、「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリック

インストールの種類では、カスタムを選択

Windows のインストール場所の選択では、もともとの Windows が入っていたパーティションを選択して「フォーマット」をクリック。

クリーンインストールなので、以前の Windows の C ドライブの中身が消えることを理解して「OK」を押す。

フォーマットが完了したら、「次へ」をクリック

「Windows をインストールしています」の画面ではしばらく時間がかかるので、軽い運動でもしましょう。

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パソコンは自動的に再起動され、プロダクトキーの入力画面が出ますが、「後で」をクリック

「Windows10 にアップグレードするときは簡単設定を使ってはいけない」で紹介した設定を行います。「設定のカスタマイズ」をクリック

下記のように設定しましょう（任意ですが）　全部オフにしたら「次へ」進みます。

下記のように設定しましょう（任意ですが）　一番上以外は、オフにして「次へ」進みます。

「自分の組織」または「私が所有しています」いずれかを選んで「次へ」進みます。

最速クリーインストールが目的なので、「この手順をスキップする」をクリック。
※ Microsoft アカウントには、後で切り替えや追加ができます。

任意のローカルアカウント名とパスワードやヒントを設定して次へ進みます。

しばらく待つとデスクトップが表示されます。ネットワークの設定は、任意のものを選んでください。
※ 僕は他のマシンから、ファイルの共有とかしたいので、「はい」を選択しました。

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クリーインストール Windows 10
ライセンス認証

1. エクスプローラーで Windows 10 のライセンス認証状況がどうなっているかを確認します。
※ エクスプローラーを起動して「PC」の上で右クリック、「プロパティ」をクリック

この時点では、ライセンス認証されていません。

2. エクスプローラーの「表示」タブの「ファイル拡張子の表示」と「隠しファイルの表示」にチェックを入れる。

3. クリーンインストール前に作った「GenuineTicket.xml」をデスクトップにコピーします。

4. エクスプローラーで C ドライブの中の「ProgramData」→「Microsoft」→「Windows」→「ClipSVC」→「GenuineTicket」を表示させます。中は空っぽですが、ここに先ほど作成した「GenuineTicket.xml」を移動してください。

「GenuineTicket.xml」の移動が完了したら、パソコンを再起動します。

5. エクスプローラーで Windows 10 のライセンス認証状況がどうなっているかを確認します。
※ エクスプローラーを起動して「PC」の上で右クリック、「プロパティ」をクリック
今度は「Windows をライセンス認証するために、インターネットに接続してください。」という表示に変わっています。

コマンドプロンプトからマニュアル（手動）で
ライセンス認証をします。

1. スタートボタンの上で右クリック→「コマンドプロンプト（管理者）」をクリック

2. ユーザーアカウント制御の画面では、「はい」をクリック

3. コマンドプロンプトには、次のように入力してエンターキー

slmgr.vbs -ato

4. しばらく待つと「製品は正常にライセンス認証されました」とポップアップが出ますので「OK」

5. 最後にエクスプローラーで Windows 10 のライセンス認証状況がどうなっているかを確認します。
※ エクスプローラーを起動して「PC」の上で右クリック、「プロパティ」をクリック
「Windows はライセンス認証されています。」という表示に変わっています。

6. 作業中に変更した設定を元に戻す。
※ エクスプローラーの「表示」タブの「隠しファイルの表示」は、チェックを外しておきましょう。

作業完了です。