Android か iPhone はセキュリティで選ぶべし!
公開日:
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最終更新日:2014/11/23
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スマホを買うときに一番最初に誰でもぶつかる選択肢です。iPhone にする? Android にする? 私の場合は、電話は iPhone タブレットは Android という状態です。
Photo credits: Android-Zombie / greyweed
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Android のタブレットは、個人情報などの保存はもちろん、ウェブ・ブラウジングやメールの送受信にも使用していません。じゃぁ~何に使ってるんだよ。という突込みが入りそうですが毎日、子供の教育用に使っています。これはテーマが異なるので別の機会に。
結局 iPhone と Android どっちにすればいいの?
セキュリティーを考えると圧倒的に iPhone にすべき
まずは、現実を直視してみます。
フィンランドのセキュリティ企業 F-secure の研究によると、2014年の第1四半期に検出されたモバイルマルウェアは277件。うち275件が Android プラットフォームを対象としていた。残りの2件中、iPhone を標的にしたものは1件。もう1件は、今は亡きノキアの Symbian OS を対象としていた。
これは携帯機器に対する脅威の 99% が Android を標的にしていたことを意味します。その数も増加している。2013年の同一期間での調査結果は、新規モバイルマルウェアの 91% が Google のモバイルプラットフォームを狙っていた。
iPhone はアップル社の厳格なセキュリティ対策の恩恵を受けている。F-secure によって検出された iOS マルウェアは、ジェイルブレイク(脱獄)された iPhone を対象に設計されていました。つまり、正規の iOS を使用する大半の iPhone ユーザーが、モバイルマルウェアから 100% 安全だったことを意味します。
訳:KIMELOG
参照(英語):Unlike Android, iPhone users are totally safe from mobile malware
スマートフォンの無防備は怖い。想定できる実害とは?
電話には連絡先を含め個人情報がたくさん。位置情報やカメラ、マイク、デバイスの向きなども立派な個人情報です。恐ろしいことに、携帯電話でもあるスマホは基本的に電源を切りません。多くの場合、通信/通話の量によって課金の対象であることです。人によっては PC が感染するより実害が大きくなります。
報告されているスマートフォンのウイルス感染による被害の一部を見てみましょう
2010年4月、「3D Anti-terrorist action」というトロイの木馬に感染すると、勝手に特定の国の電話番号に発信されてしまう。発信先は有料ダイヤルサービスで、通話料とは別に高額の情報料が課金されるものでした。
2010年8月、「Windows Media Player」を装った Android 向けのトロイの木馬です。インストールされるとロシア語のメッセージを表示し、特定の有料電話番号にテキストを送信します。しかし、最終的には不正プログラム自身にエラーがあり、不正活動を実行することができないことがわかっています。
2011年に話題になった世界初の Android ボット「ANDROIDS_GEINIMI.A」は、ゲームアプリに混入しており、インストールされているアプリや利用者情報、現在の位置情報を外部に送信する。オンラインバンキングのユーザー情報を盗み取る「ZeuS」も急増した。
2012年の「住所でポン」の話も有名です。Android アプリ「全国電話帳」が76万人分の個人情報を横浜の会社に転送流出させるというのもありました。
2012年後半には、遠隔操作アプリ「AndroRat」が確認されました。
2013年は、「Obad」系トロイの木馬の拡散が確認されました。感染すると攻撃者からのコマンドを受け付けるようになる。その他、勝手に SMS メッセージを送信するマルウェア「FakeInstaller」や情報抜き取り系の「GinMaster」、勝手に広告表示系の「FakeRun」や「AdwoLeaker」などの感染確認が急増した。
感染していることに気づきにくい、端末内の情報やキー入力を盗み取り続けるもの、遠隔操作用のバックドアを開き続けるものは、いつ実害に結びつくかわからないため、本当に怖い。
スマホは攻撃対象としてピンポイントされやすい
これからは、普段の人間関係においても、知人を直接攻撃するための道具に使われる可能性があります。
リアルで面識のある人なら、攻撃対象の人が使うスマートフォンの機種を見た目で特定できる。面白いアプリの紹介などを装って、感染させることは容易でしょう。例えば、ストーカー化した友人・知人が、盗聴、盗撮に利用したり、遠隔操作で課金させたりなど、想定できる被害はたくさんあります。
スマートフォンは危機管理的に iPhone にすべき
子供に持たせる場合も含めて、現状では Windows Phone という選択肢もありだと思いますが、Android は避けるべきだと判断しています。
先日、アンチウイルスソフトが半分以上の攻撃を検知できていない現実を背景にノートンで有名なシマンテック社の幹部が「アンチウイルスソフトは死んだ」と告白して話題になりました。
Android にも言えることだと思います。
いつ実害化するかわからない潜在的な危険を最低限にするためには、現状で最も効果のある対策として、スマートフォンは iPhone にすべきという結論にいたしました。
そうは言っても Android の面白さ、自由度の高さは魅力大!
だから、私はタブレットで Android を選択しました。
Android OS そのものの実験にも使用していますが、普段は子供のため(教育)に使っています。基本的にはオフライン状態で使用しています。
Android スマートフォンは、サポート終了の Windows XP よりも潜在的な脅威だと私は考えています。
Windows XP は危険を想定して使っているはずですし、使用者には覚悟もあるでしょうからね。
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