Android ユーザーは iPhone 相手だと、なぜスペックで比較したがる?
iPhone6 は2年前の Nexus4 を追いかける形になっていると揶揄する画像が海外で話題。新しい iPhone が発表されると、必ず世界中で、Android との比較が行われます。いつものことですが、iPhone ユーザーは、新しい Android スマホが出ても特に比較しません。なぜだろう。
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Image from: twitter.com
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最新の iPhone6 は、2年前の Nexus4 を追いかける形になっていると、次のように揶揄されているわけです。
(意訳)
この画像は、2年前に発売された古い Android スマートフォン Nexus4 とスペックを比較したものです。このインフォグラフィックは、ツイッターで1万6千回もリツイートされており、7千人以上にお気に入り登録されました。注目されているほとんどのスペックは、2年前の Nexus4 と同等である。
iPhone6 との基本的なスペックは、大差ないが Nexus4 が優れている部分もある。インフォグラフィックは、iPhone6 が Nexus4 をキャッチアップしているに過ぎないことを示しています。画面のサイズは全く同じで、ウィジェットや NFC での支払いも既出である。画面の解像度については、Nexus4 が少しではあるが高解像度となっている。(Nexus4 が 760p に対して、iPhone6 は 750p)
Touch ID など iPhone6 のいくつかの優れた点は、インフォグラフィックでは触れていない。
Android ユーザーは、iPhone が相手だと
目に見えるスペックで比較して
優位性を主張する
ハードウェアスペックやソフトウェアスペックの比較はわかりやすい。
このような誰もが論理的に納得せざるを得ない部分での比較は簡単で、特に初めてスマホに触れようとしている人や既存の Android ユーザーには効果的な宣伝にもなる。
ちなみに僕は両方のユーザー。iPhone をメインで使っています。
断じてアップル信者ではない。
Windows Phone は未経験。
※ この考察は、アプリ開発者には当てはまらないと思う。一般のスマホユーザーを念頭に置いています。特に僕の回りの老若男女をモデルとしています。
iPhone ユーザーとしては、Android 端末との挑発的な比較は歓迎すべきもの
Android ユーサーの iPhone に対する挑発的な比較や批判を歓迎すべき理由
・アップル社の殿様商売度、行き過ぎの抑止力になる
現にアップル社の製品は値下がり傾向にあり、Mac Pro ですら庶民に手が届く値段になってきました。同スペックのAndroid 端末や Windows PC と比較すれば高価ではあるが、先を争うようにそれを買う人々が世界中に存在するのも事実です。
・純粋にアップル社が Android ユーザーから学ぶ機会になる
現に最近のアップル社の製品からは、革新的な何かを感じなくなってきています。機能面で Android 端末の後を追っているようで追いついてもいない。アップル社としては、Android ユーザーの動向を製品開発におけるテスト代わりにうまく使っているようにみえます。革新的な何かについては、CEO のティム・クック氏が意味深な発言をしており、今後に期待です。
・既に成熟しつつあるスマホ業界にはなくてはならない刺激
同業他社の存在は、業界全体の成長のためにはなくてはならない。ただ、厳密には、Google も Microsoft もアップルの同業他社足りえていない。ハード(iPhone や Mac)とソフト(iOS や Mac OS)の両方を自社でのみ生産し、外部に開放すらしていない。それでも成功を収めているのは、アップルだけ。
iPhone ユーザーが Android 端末に対して挑発的な比較や批判をあまりしない理由
・総合的に満足しているため、比較に興味がない
自分の選択に、まったく後悔がないため、絶対的な自信状態にある。人間は自分の選択に後悔がある場合に自分を守るための防衛手段として、自己を正当化することがある。自分に対する満足度が高い人間は、他者批判をあまりしないのと同じロジック。
・口には出さないが、Android ユーザーを見下している
僕のまわりには、何人かいます。Android ユーザーに刺のある言い方で「安いからねぇ〜」と言っている人。多くの場合、アップル信者だったりします。
・iPhone しか知らない
最初に手に取ったスマートフォンが、iPhone で特に Android に変更する理由がないと感じている人は、実際多いと思います。そんな人にとっては、スマホと言えば、iPhone 以外にはないのです。
Android ユーザーは目に見えるスペックで
iPhone と比較して優位性を主張するのを
そろそろやめた方がいい
Android をより良いものにするためにも、iPhone の優位性について、現実を直視する必要がある。まずは、この動画を見てください。iPhone6、Galaxy S5、HTC One M8 のマルチタスクテストです。
スペックでは明らかに劣っているはずの iPhone6 が、ぶっちぎりの圧勝です。Android の操作性を含む総合力が、ハードウェアスペックに大きく依存しすぎている証拠といえそうです。
完成品としては iPhone 優位
これだけの理由
・ネクサスなどの新機種が出るときは、世界中でお祭り騒ぎは起きない。
・新型機種に予約が殺到しオークションで3倍の価格で転売などもない。
・Android 端末に比べて、使っていて安心感がある。
スマホセキュリティーの現実「Android か iPhone はセキュリティで選ぶべし!」
逆に言うと Android は、製品として完成されていない。
未熟故に自由度が高く、ユーザーの手による伸びしろが大きい。
伸びしろが大きいということは Android は、
AKB48 のようにみんなで育てる/成長を見て楽しむ的な要素が強いのだと思う。
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まとめ
Android ユーザーは、iPhone が相手だと目に見えるスペック、または、自由度の高さで優位性を主張する。
理由は、わかりやすいからでしょうね。
逆の視点では、目に見えない部分、特に「総合的な満足度」では、優位性を主張出来ないからかも。
アップル社は、そもそも目に見えるスペックや自由度の高さにおいて、同じ土俵で勝負をしていない。
そして、満足度の高い iPhone ユーザーは、スペックや自由度の高さをスマホに求めていない。
安全と安心を含めたモノを持つことの総合的な満足を求めていると思う。
もちろん、商品としての完成度を高めることや、新たな刺激は求めている。
僕は、iPhone6 / Plus / iOS8 に対して個人的には、サードパーティの入力環境に対応し Android の良い部分を取り入れる形で完成度を高めていると思う。
新たな刺激は足りなかったように思うが、聞く耳を持つアップルさんの今後に期待したい。
両方使いの僕から一言
選択肢の存在に感謝。
Apple さん。 Google さん。 Microsoft さん。
Android や Windows Phone を作るハードウェアメーカーさん。
ありがとう。
選択肢。万歳!
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